老人ホームでの薬剤師の求人について

老人ホームに関連した求人は様々なところに掲載されているのですが、その多くは介護職ですよね。このため介護職以外の老人ホームの求人は珍しく、中でも特に珍しい求人として挙げられているのが薬剤師です。薬剤師といえば薬局や病院で働くイメージが強いため、老人ホームで需要があるのかと驚く人も少なくありません。

今回はそんな、老人ホームでの薬剤師の求人について解説します。

→高収入の薬剤師の求人にはどういったものがあるか

老人ホームで薬剤師の需要はあるのか

老人ホームと聞くと介護職がメインで活躍している職場であり、医療従事者の求人が掲載されていたとしても医師や看護師であることが多いですよね。そのため老人ホームで薬剤師が働くというイメージがなく、そもそも老人ホームで薬剤師が活躍できるのか・需要があるのかと疑問を感じる人も少なくありません。

実際には老人ホームでも薬剤師は活躍することができ、薬剤師の需要は高いわけではありませんがある程度求められている人材であることがわかっています。薬剤師の求人を掲載している老人ホームでは、薬剤師が常駐できる部屋を設けていることもあれば最寄りの薬局で働いてもらうこともあるようです。

ただ全ての老人ホームで薬剤師の求人が掲載されているわけではないため、どのような地域でも需要があるというわけではありません。このため自分の住んでいる地域にある老人ホームで必ず薬剤師の求人があるとは言えないので、注意が必要です。

薬剤師の求人が掲載されている老人ホームの種類

老人ホームと一言で言っても、その種類は様々ですよね。代表的なものとして知られているのが特別養護老人ホームや介護老人保健施設であり、どちらも規模が小さい施設もあれば入所者数が300名を超える規模の大きい施設もあります。

そんな老人ホームの中でも薬剤師の求人が掲載されているのは、基本的に介護老人保健施設のみとなっています。その理由は、介護老人保健施設は介護施設に該当する老人ホームであるためです。薬剤師などの医療従事者が常駐できる施設は意外と限定されており、その中でも居宅扱いになる特別養護老人ホームなどの一部の老人ホームは家としての扱いになるので薬剤師を配置することができないのです。

もちろん居宅扱いになっている老人ホームの中には医療従事者を配置できるところもありますが、看護師などの一部の職種に限られます。そのため薬剤師は介護施設扱いになっている介護老人保健施設でしか求人が扱われていないため、老人ホームでの求人を探す場合は介護老人保健施設の中から探すことになるのです。

老人ホームでの薬剤師の仕事について

ここで気になるのが、老人ホームで求人が掲載されている薬剤師の仕事内容ですよね。老人ホームで働く薬剤師の主な仕事内容は、施設内での調剤や監査、薬の受け渡しです。基本的に薬剤師が調剤すると聞くと調剤薬局を思い浮かべる人が多いですが、薬剤師の求人を掲載している老人ホームの中には院内調剤薬局のような部屋が設けられていることがあります。

設けられていない場合は最寄りの薬局に常駐し、老人ホームに常駐している医師や巡回している医師からの処方箋をもとに調剤していくことになります。多くの場合は最寄りの薬局で調剤するパターンになるので、薬剤師はほかの調剤業務に加えて老人ホームからの調剤の依頼をこなしていくのです。

ほかには出来上がった薬を老人ホームに届ける際に、服薬指導をすることも仕事内容の一つに含まれています。この服薬指導は処方された薬を直接飲む高齢者ではなく、老人ホームに勤務している介護職や看護師に対して行われることが多いです。

場合によっては高齢者に直接服薬指導することもありますが、ほとんど老人ホームに勤務している看護師に対する業務として認識されています。

老人ホームでの薬剤師の求人の探し方

もしも老人ホームで薬剤師として働きたい、求人に応募したいと思った場合、薬剤師の求人を専門に取り扱っている求人サイトや転職サイトを利用する方法がおすすめです。一般的な求人サイトや転職サイトを利用する方法もありますが、そもそも薬剤師にとって老人ホームという職場はかなり特殊な部類に入っていますよね。

このため一般的な求人サイトや転職サイトでは老人ホームでの薬剤師の求人を取り扱っていない可能性が高いため、薬剤師の求人に特化した専門サイトを利用した方が見つけやすいと考えられています。また専門サイトであればアドバイザーやコンサルタントなどのサポートスタッフもいるので、特殊な求人にも対応してもらいやすいです。

それ以外の探し方としては、薬剤師を募集している老人ホームのホームページから直接応募するというやり方もあります。こちらの方法であれば求人サイトや転職サイトに載っていない求人を見つけることができますし、自分が勤めたいと思える老人ホームに応募できるというメリットが魅力です。

ただ必ずしも老人ホーム側が求人を掲載しているとは限らないので、その点を踏まえて探す必要があります。

老人ホームでの薬剤師の求人に関する注意点

薬剤師が老人ホームでの求人を探す場合にまず注意しなければいけないのが、老人ホームで必ずしも薬剤師が募集されているわけではないという点です。老人ホームの中でも介護老人保健施設しか薬剤師を配置できないという制約があるほか、その介護老人保健施設でも薬剤師を配置できないところがあります。

というのも介護老人保健施設の中で薬剤師を配置することができるのは、入居できる高齢者数が300人を超えるような大規模な施設だけです。そのため同じ介護老人保健施設であっても、入居者が300人未満のところでは薬剤師の求人を掲載することができません。

このような規模の大きい老人ホームが近くにない場合は、薬剤師の求人の取扱はない可能性が高いです。また老人ホームで働くと言っても実際の勤務地は最寄りの薬局となっているケースも多いので、薬局から転職を検討している人にとっては環境を変えることができない可能性もあります。

このため求人を探す時には、勤務地や実際の職場について確認しておくことが大切です。

薬剤師は老人ホームでも求人が出されていることがある

このようにかなり限定された条件ではありますが、老人ホームでも薬剤師の求人が掲載されていることがあります。仕事内容は調剤薬局とそこまで大きく変わりませんし、薬を処方する相手に配慮する力を身につけることができるところが魅力の職場です。

そのためこれまでとは少し違った職場で働きたいという人は、老人ホームの求人も視野に入れてみることがおすすめです。